Teragon(テラゴン)は、Pille氏が開発している 7 Days to Die 用のマップ(ワールド)生成ツールです。バニラのランダムワールド生成(RWG)より細かく地形・川・バイオーム・道路・町・POIをコントロールでき、こだわったマップを作れます。一方でUIが情報量が多く「どこから触ればいいか分からない」と感じやすいので、この記事では最初の1枚を出力するところまでに絞って解説します。
まず押さえる:Teragonは「プリセット+コマンドの並び」で動く
Teragonのワールド生成は、上から順番に実行されるコマンドのリスト(Command Queue)でできています。地形を作る → 川を引く → バイオームを置く → 道路 → 町 → POI…という工程をコマンドで積み上げたものが「プリセット」です。これが本体だと理解すると、画面の見え方が一気に整理されます。
- EXPERT(F2)タブ … そのコマンド列の本体。すべての細かい制御はここ。
- BASIC(F1)タブ … そのうち「よく触る部分」だけを簡単スイッチにした“簡易モード”。
最初は BASICタブのスイッチだけ触れば十分です。慣れてきたらEXPERTで個別コマンドをいじる、という二段構えで進めましょう。
インストールと初期設定
- Teragon本体を入手し、解凍したフォルダ内の実行ファイルを起動します(インストーラ不要のポータブル形式)。
- 初回起動時に Initial Setup 画面が出ます。ここで Game Version とゲーム本体の場所(Game Directory)、AppData・User Data のパスを設定します。あとから
Tools → Initial Setupで変更可能です。 - ここで設定したパスは、プリセット内では
[gamepath][appdata][userdata]というタグ(変数)として使えます。プリセットを配布・共有するときは、実パスではなくこのタグを使うと、受け取った人がパスを直さずに済みます。
バージョン対応に注意:A21マップは v0.43.2 以降が必要です。古いA20プリセットを流用する場合は POI Property List の更新が要ります。
「初めての1枚」を出力する手順
起動直後は既定プリセットが読み込まれています。まずはそのまま1枚出してみましょう。BASICタブで次を設定します。
- Output Directory …
[userdata]GeneratedWorldsに設定します。ここがゲームが読み込む場所です。ダウンロードフォルダのままだとゲーム側に出てこないので必ず変更しましょう。 - World … ワールド名を入力します(例:
MyFirstWorld)。空欄だと出力されません。 - World Seed / World Size … 任意。まずは 8k がおすすめ。16kは8kの約4倍の生成時間がかかります。
- 左下の RUN を押します。下の Console(F7) に進行状況とエラーが流れるので、ここを見ながら待ちます。
生成が終わると、[userdata]GeneratedWorlds<ワールド名> にマップ一式が出力され、ゲームの「新規ゲーム」からそのワールド名を選べるようになります。
試行錯誤を速くする小ワザ
マップ生成は時間がかかるので、気に入る地形を探す段階では次の工夫が効きます。
- Rivers(川)と Erosion(浸食)は、地形が決まるまでオフにしておく。最後にオンにする。
- 道路は最後。まず Main Roads だけ、気に入ったら Side Roads。
- 気に入った地形は Export → 以後はImportで読み込み、地形系コマンドを無効化すると、毎回再生成せずに済みます。
一時プリセットの仕組み(壊さないために)
起動時に読み込まれるのは、保存済みプリセットそのものではなく、いじっても元が壊れない一時プリセットです。確定したいときだけ File → Save。逆に保存版に戻したいときは Load(このとき一時プリセットは上書きされます)。この仕組みのおかげで、気軽に色々試して大丈夫です。
次は「Teragonの画面(タブ)完全ガイド」で、各タブとボタンの役割を整理します。作りたい世界別の設定は「やりたい世界→触る場所 逆引きレシピ集」にまとめていきます。